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なんでウチの家族って俺が1番弱いの?
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ユウキです
一昨日は更新後すぐに博多へ特急で。
突然ですが僕は乗り物酔いがスゴイことになります
特急でも新幹線でも1時間ほどで口の中に酸っぱいものが溢れてきます
車なら1時間半、普通電車なら30分が臨界点です
船なんて乗ってみればトイレが僕の座席です
飛行機では離陸と着陸のアレが僕の命の峠です
最近では教習所での教習でも酔いました
そんな僕にとって、今回の博多行きも油断できない1時間半でした
普通電車で15分、熊本駅着
10分後に特急があるのに、そこはスルー
喫煙所で地べたに座り込み、40分後の特急のために
まるでMー1決勝前、控え室の芸人のように
じっと身体と会話を続けます
精神と体調を極限まで高め、決戦の自由席へ
特急が熊本駅を出て40分後
僕は調子が良いのか鼻歌を唄いながら窓の外を見つめていました
だんだんと乗客が多くなってきた車内、
僕の隣にもオバちゃんが座っていました
身体を若干縮めて座っていると、やっぱり気分が悪くなってきました
よし、寝よう。これくらいなら寝れば大丈夫だ
僕は目蓋を閉じました
数分後、僕の身体に異変を感じました
ぐご〜ぐご〜という幻聴が聞こえる
そして右肩が重い
夢なのかも。そう思った僕は目を開きました
ですがやはり、夢ではなかったのです
僕の顔のすぐ横には
心地よく眠るオバちゃんの顔がありました
僕のこの日の身体はおかしかったようです
いつもなら口から体内のモノを吐き出す時間なのに
この日は目から液体が流れていました
博多駅から天神へ地下鉄で。
家族と合流後、カニを食べた僕は
久しぶりに九州上陸を果たした姉と、福岡在住の妹の家へ行きました
僕と合流する前に2人で買い物をしていた姉と妹は
部屋の中で買ってきた服を試着していました
だんだんとノッてきた2人は
服の好みが全く違うこともあり、お互いの服を交換し、
僕はそれをケータイで撮り、両親に送ったりしていました
そして更にノッてきた2人は
僕を着せ替え人形にしてしまいました
スカートを履き
ワンピを着せられ
化粧をし
しこたま写メられた僕は
この日2回目の涙を流しました
辱めを受けた僕は
シャワーでその汚れを流し落としました
涙と、一緒に。
早朝、タバコを吸わない妹の部屋を姉と2人で臭くしきった僕達は
両親と合流して朝食を摂りました
姉はそもそも用事があって福岡に来たので、その用事へ
両親は大宰府の国立博物館へ行くとのことでした
この日、僕は早目に帰ろうと考えていたのですが
妹に前夜に言われたのです
久しぶりに両親と会ったのだから付き合ってあげろ、と。
自分も同行するのだから、と。
その一言に反省した僕は両親が実家へ帰るまでの間、
福岡で行動を共にすることに決めました
姉を見送った後、4人で大宰府へと続く道を進みました
その時、妹が言ったのです
やっぱり私は行かんわ
快く見送る両親の肩越しに
僕は遠くなっていく妹の背中を呆然と眺めていました
博物館では人が多過ぎて展示物をよく見れませんでした
ある、山水のような形をした石、盆石を見ていると
僕の横にいた2人の御婦人が言いました
見て!あの石が後ろのパネルに映っている姿を!
まあ!幻想的ね!
僕も御婦人たちの位置に立ち、見てみることにしました
パネルには
周りの展示物や客の影がゴッタ返した中にぼ〜っと映る石がありました
やっぱり博物館には芸術ってものが良く分かっている人が来るんだな
僕は、そう感心しました
博物館を出た僕達は
大宰府天満宮の参道にある
まずい・高い・遅い・の3拍子が揃った店で昼食を摂りました
近くの席に座っていた
他の3人の連れは食べ終わっているのに
1人だけ注文したものが来ていなかったおバアちゃんの
店員へのキレ具合は印象的でした
天神駅で両親と別れた僕は
地下鉄で博多へと向かいました
その間、僕は1人の少女を見つめ続けていました
現代では珍しい、ロングスカートのセーラー服
そしてキレイな黒髪で編まれた三つ編み
未成年に手を出したら犯罪な年の僕も
そのノスタルジックな後ろ姿に見とれていました
もうすぐ博多駅、その時、不意に少女が振り返りました
3つ編みが流れる、その顔は
よくテレビで見られる、あの人にそっくりでした
本当にそっくりだね
僕は少女と目が合おうが構わずにその顔を見つめ続けました
雨上がりの蛍原にそっくりでした
博多駅に着くと僕は
名も知らない少女に心の中で別れの挨拶をしました
元気でね、ホトちゃん
そして僕は再び特急電車との1時間10分の戦いへ
家に着いた僕は2日連続の激戦で疲れ
倒れるように眠りに就きました
つい1時間前まで。
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